そして、失恋をする
「炭酸系が好きかな?と言っても、病院生活が長いせいで、ほとんど飲むことはないけど」

千夏は、自動販売の炭酸飲料水に視線を向けて言った。

「飲んでだいじょうぶなの?」

「だいじょうぶだよ。先生や看護師さんよりも、自分の体のことは一番理解してるつもりだから」

「まぁ、その通りかもな」

彼女の意見が正論か不明だけど、僕は千夏の考え寄りだった。

僕は慣れた手つきでサイフから小銭を取り出し、自動販売にお金を入れた。チャリンという音同時に、自動販売機にボタンが青く光った。

「缶の飲料水か、ペットボトル。どっちがいい?」

「ペットボトル」

「そっか」

千夏の意見を聞いて、僕はペットボトルの炭酸飲料水を人差し指で軽く押した。ガコンという音とともに、ペットボトルの炭酸飲料水が自動販売の取り出し口に落ちた。

「ほれ」

僕は落ちたペットボトルの炭酸飲料水を左手で軽く握って、千夏に手渡す動作をした。
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