そして、失恋をする
「そうでしょ?」

千夏がかすかに細い白い首を傾けて、笑みを見せた。

笑みを浮かべて笑う千夏の顔が、僕の目に映る。

「そうかもな」

千夏の問いに、僕はにっこりと笑って答えた。

大なり小なりのプレゼンはあるかもしれないけど、なにげないプレゼンでも相手の気持ちによってプレゼンントは大きく変化する。

「ふぅ。おいしい」

千夏はペットボトルの中に入ってある炭酸飲料水を軽く飲んだあと、すぐに彼女は口から小さな息を吐いた。炭酸が強かったのか、千夏の顔はほんの少しだけ苦しそうだった。

「外でこうやってジュース飲むのなんか私、初めて」

そう言って千夏は、ジュースをもう一口飲んだ。千夏のうれしそうな表情が横から見え、涼しい風が彼女の髪の毛をなびかせた。
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