雨の後は、きっと虹がかかる
「待てよ。俺、そんな卑屈な気持ちで星野を助けようなんて思ってねえよ。
本当に、助けたいと思っているんだよ。
……助けさせてくれよ……。」
止めて。これ以上、言わないで。
「私、本当にそういうの嫌いだから。」
これ以上、動揺するな。
言葉に騙されるな。
「……毎日、電話だけでも!」
ああ、もう止めて。
「いい加減にして。
迷惑でしかないから。
電話なんてもってのほか。
私、そういう同情が一番嫌いだから。」
言ったあとで、さすがに言い過ぎたと思った。
あまりに、彼がびっくりした顔をしていたから。
でも、今さら弁解出来るわけもなくて、私は彼を押しのけて、家に帰った。