雨の後は、きっと虹がかかる
終業式まで学校が無いことに気づいて以来、私は今までで一番登校を待ちわびていた。
カーテンを開けると、真っ青な空が広がっていた。
何かに急かされるように急いで準備をした。
……私がこんなに早く準備をしても、雪村くんは来ているとは限らないのに。
家の鍵を締めた時に気付いた。
ゆっくり歩き出すと、全然気付いていなかったことにも目がいった。
隣の家がいつの間にか取り壊されていたことや、向かいのおばさんの家に花が咲いていたりした。
そんなことにも気づけなかったくらいに私の心は余裕がなかったのだ。
些細なことに気付くと、少しだけ元気が出て、早歩きで学校まで行った。