雨の後は、きっと虹がかかる
しん、と教室は静まり返った。
私の心臓の音と、呼吸の音しか聞こえない。
クラスの人達は私がそんなことを思っているなんて知らない。
誰もが、今のことに驚いていた。
「……星野、大丈夫か?
立てるか?」
今ここで反応してはだめだ。
また有りもしない噂が出回る。
私は無視して立ち上がった。
少しだけよろけたけれど、気にしないで席に座った。
「……絶対男好きだよね。
髪の毛も染めてるし。」
誰かがぼそっと呟いた。
悔しいとか、悲しいとか、そういう感情は一切湧かなくて、ああ私ってこんな印象だったんだとどこか客観視しただけだった。
やっぱりそうだよね、こんな派手な見た目だから。
あなたがそう思うのも当然だよ。