雨の後は、きっと虹がかかる
「そういうこと言うの、止めろよ!」
「はあ?本当に決まってんじゃん。
もしも地毛であんなに色無い人だとしたら、あたし初めて見たよ。」
あの人は何ていう名前か知る前にいじめに遭ってしまったから名前を知らない。
でも、あの女子の言うことは当たっている。
「……星野。その髪……、染めているのか?」
どうして髪の毛ごときでこんなに苦しそうに言うのだろう。
「……そうだよ、染めてるし。
地毛じゃこんなに色は薄くないからね。」
これであの人は十分でしょう?
私の髪の毛を染めていることに出来たのだから。
そろそろ先生が来る時間になったから、席に座っていつも通りに本を読んだ。
まだ何か言っているみたいだけれども、気にしなかった。