* Reality * ~鏡の顔~
レオときっちりと仕事を終了させ、高藤社長と氷室専務が待っている部屋へと戻る。

「無事に終了しました。このメモリーに先ほどの打ち合わせ内容が入っていますので、確認お願い致します。」


USBメモリーを渡しながらニコリと笑う。


素早く高藤社長がパソコンでチェックをしている。


「うん、完璧だ。」


レオが私にWinkをして笑いかけるが、私は全く持ってスルー。


「ハハ…水瑠さんは仕事だけじゃなく、男心も操るのもパーフェクトなんだね。レオンが相手にされてないなんてレア過ぎて実に面白い。これからも よろしく頼みますね。」


「はい、末永くよろしくお願い致します。」


流石私、Good Job!こんなの簡単過ぎるじゃない。秘書の仕事以前に 通訳とか帰国子女にとっては ただのお喋りに過ぎない。
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