処刑バッヂ
「ねぇ、どうしてクリスマスなんだろうね」


梨央が涼希からバッヂを受け取り、そう言った。


「仮に塾の生徒っていう共通点で相手を狙ってたとしても、休日よりも平日のほうが生徒を呼び寄せやすいよね?」


梨央の言葉にあたしは体を起こした。


確かにその通りだ。


あたしたちは平日の放課後にもよく一緒に遊んでいた。


そのタイミングで学校に閉じ込めた方が効率的だ。


トオルからのメッセージだと思い込んだメンバーが偶然にも学校に集まってきたけれど、っそうじゃない可能性だってあったんだから。


「もしかして、最初のメッセージの時から暗示にかけられてるとか?」


涼希が少し考えてからそう言った。
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