旦那様は冴えない先生!?

帰宅する前に市役所に寄り 婚姻届を貰っていた2人は 華と佐野の 見守る中 リビングで記入していた。…… 手が震える華音を傍で見守る蒼。
書き終えた2人は 微笑み合う。

2人で 一緒に婚姻届を持ち
華に記念写真を撮ってもらった。


『お姉ちゃん 今まで 本当にありがとう。
お姉ちゃんがいたから 生きてこれたの。
お姉ちゃん お世話になりました。』

ふぇぇぇぇ。と
また 泣きだし 姉妹は抱きしめ合う。

『佐野さん! お姉ちゃんの事 ……。
宜しくお願いします。
お姉ちゃんは 、沢山我慢してきたの……。
だから…わがままを言えるように
甘えられるように 、お姉ちゃんを……
ふぇぇ お願いします 。』


『華音ちゃん……。 任せて 。
僕 華ちゃんを大切にするから 』

華音はこくん。と 頷いて 笑顔を見せた。

両親の仏壇に 挨拶をして蒼を見る華音。
『蒼さん……。ありがと。』

『俺こそ、ありがとう華音……。』
見つめ合う2人。


『明日入籍します。』
と 報告をして家を後にした。


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