ヴァンパイア・シュヴァルツの初恋
「……シュヴァルツさんは、どうするんですか?」
「人間界で新たな館を探し、扉を作らねばならない。それが俺に課せられた裁きだ」
「じゃあ、それが終わるまで、一緒にいられるんですか!?どれくらい!?」
「短い期間だ。終わればすぐに戻る」
「短いって、どれくらい……」
「そうだな、百年もかからないだろう」
──百年?
ふわりと桜が舞い、私はシュヴァルツさんの胸に飛び込んでいた。
たった百年だけど、一緒にいましょう。
やっと嬉し涙が溢れてきて、積もり積もった想いと寂しさを、子供のような泣き声を出して彼の胸にぶつけた。