ヴァンパイア・シュヴァルツの初恋
私はシュヴァルツさんに血を吸われているのだとやっと理解した。
そうだった、彼はヴァンパイアだった。
足がガクガク震えている。
快感を与えてくるシュヴァルツさんに必死で抱き付き、それを緩和させようと懇願するけれど、いつしか私は彼にさらにねだるような甘い声を出していた。
「ああっ……お願い、待って……」
立っていられずに彼にもたれかかると、彼の腕は私を抱き上げて、そしてそのまま貪るように吸い続ける。
端正な顔で野獣のように牙を立て、私に噛みついているその姿に、どうしようもなく胸が高鳴った。
もう、ダメだ……。
首もとだけではなく、上半身から下半身まで、全身がうずいて堪らない。
こんな感覚、生まれて初めて……。