朧咲夜4-朧なはなの咲いた夜-【完】
「妙案。頼と笑満ちゃんがOKしてくれれば俺はいいよ。絆にも言っておくし」
「ぜひお願いします! 夜々さんの結婚式に備えてやっぱりどんなことやるのかとか知っておきたいですし、勉強になります! あ、勿論絆さんやご家族さまがお嫌だったらはっきり言ってもらって大丈夫ですから」
「りょーかい」
「絆の親御さんはお前みたいな不審者で承諾したのか?」
「評し方ひどすぎるんだけど。八つ当たりやめろよ。ちゃーんとご挨拶行ったよ。一応高校の頃から面識あるからね。ご両親とも、「やっとか」みたいな顔されたよ」
「………」
二人の仲は、絆さんが肯くだけが総てだったんだな。
二人の関係をそこはかとなく知る。
「……あれ? 夜々さん? 結婚? 夜々子さんってお隣さんだよね?」
「はい。父さんとくっついてほしいなあって」
「……それって娘のすることなの? 咲桜ちゃんは楽しそうだけど」
笑顔な私に、降渡さんは首を傾げた。
「そりゃあ娘だからですもん」