誘惑前夜~極あま弁護士の溺愛ルームシェア~
(うう……恥ずかしい……)
いつもはとろけるように優しいのに、こういう時だけ急にエスっ気を出すものだから、小春は毎回戸惑ってしまう。
だが、これを拒否するという選択肢は、小春にはないのだ。
好きだから、甘やかな意地悪にときめいてしまう。彼の思うつぼだろう。悔しくてたまらない。
「意地悪……」
悔し紛れにそう言えば、「俺を煽るのは君だよ」と、人のせいにされる。
「ばかっ……」
「馬鹿でいいよ。でも俺は、君を愛したい」
そして閑は少し身体を起して、小春のまぶたにキスをする。
「今すぐ、めちゃくちゃ、抱き合いたい……君に欲しいって言われたいんだ」
「もうっ……」
閑の甘い命令に、小春は涙目でうなずいて――。
結局、唇を震わせながらおねだりをし、何度も閑を喜ばせたのだった――。
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