誘惑前夜~極あま弁護士の溺愛ルームシェア~
どこかエキゾチックな雰囲気のある、大変な美男子だった。
「で、こっちが俺の彼女。増井小春さん。めちゃくちゃ可愛いだろ。今、一緒に住んでいるんだ」
閑はへへと笑って、そのまま小春の肩を抱き寄せた。
本当に、小春のことが可愛くて可愛くてたまらないと、思っているような仕草だ。
(こ、こんな天然の美男子に向かって、可愛いとか言われると困る~!)
小春は照れくさい以上に恥ずかしくなり、閑の胸を軽く押し返し、会釈した。
「増井小春です。本日はお招きありがとうございました」
「初めまして。天野蒼佑といいます。閑とは学生時代からの友人で」
そういいながら、蒼佑は軽く小春と握手をしたあと、閑にいたずらっぽい視線を向ける。
「ところでお前が人と住めるのか? 散らかし魔のお前が?」
「そういうこと言う?」
「いや、だって……心配だろう。彼女が」
そして蒼佑は、にっこりと笑って、こぶしを握って、閑の肩を軽く叩く。
その蒼佑のリアクションからして、本当に閑と仲がいいことがうかがえて、小春はほっこりした気持ちになった。