誘惑前夜~極あま弁護士の溺愛ルームシェア~

「だっ、だって……恥ずかしくて……」

 あまりにもきれいな人の前で、いたって平均の自分がすべてを晒すなど、おこがましい気がするのだ。

「そっか……」

 それを聞いて、閑はああ、とうなずきはしたが、

「でも、俺、電気は消さないから」

 と、言い放った。

「なっ、なんで?」

 紳士で優しい閑なら、きっと気遣ってくれると思ったので、小春は素でビックリした。

「恥ずかしがるところが見たい」
「えっ……」

 まさかの返答に、顔にどんどん、熱が集まる。

「恥ずかしがりな君が、俺に抱かれてどんな顔をするのか、すげぇ、見たい……」

 そして閑は、小春の手首をつかむと、そのまま万歳をさせるように顔から引きはがし、ソファーの上に押し付ける。

「俺に火をつけた、責任をとって……」

 低い甘い声は、かすかに掠れていて。

 くっきりしたふたえ瞼の閑の目は、濡れたようにキラキラと欲情に輝き、しっかりと小春を見詰めていた。

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