明治蜜恋ロマン~御曹司は初心な新妻を溺愛する~
行基さんが茶化した言い方をするので、私も噴き出してしまった。
それから外の風にあたりたいと、ふたりで縁側に移動した。
行基さんは、縁側に足を崩して座った私のうしろにぴったりとくっつき、抱きしめてくる。
この体勢、緊張するんだけど……。
私は体をカチカチに固まらせていたものの、彼は平然とした様子だ。
「美しい夕焼けだ」
「そうですね。明日も晴れそうです」
こうして同じ空を眺めていられるのがうれしくてたまらない。
「お前のことだ。出かけたくてうずうずしているんだろう?」
「はい、ちょっと。でも、行基さんがそろえてくださった小説があるので退屈はしていません」
漢字の読み方や意味を調べながらなので時間はかかってしまうものの、少しずつ知識が増えていくのが心地よくてやめられない。
「今はなにを読んでいるの?」
「恋愛小説です。女学生と帝国大学生の恋なんですが、それはもう、互いを思いあっていて美しくて……」
それから外の風にあたりたいと、ふたりで縁側に移動した。
行基さんは、縁側に足を崩して座った私のうしろにぴったりとくっつき、抱きしめてくる。
この体勢、緊張するんだけど……。
私は体をカチカチに固まらせていたものの、彼は平然とした様子だ。
「美しい夕焼けだ」
「そうですね。明日も晴れそうです」
こうして同じ空を眺めていられるのがうれしくてたまらない。
「お前のことだ。出かけたくてうずうずしているんだろう?」
「はい、ちょっと。でも、行基さんがそろえてくださった小説があるので退屈はしていません」
漢字の読み方や意味を調べながらなので時間はかかってしまうものの、少しずつ知識が増えていくのが心地よくてやめられない。
「今はなにを読んでいるの?」
「恋愛小説です。女学生と帝国大学生の恋なんですが、それはもう、互いを思いあっていて美しくて……」