明治蜜恋ロマン~御曹司は初心な新妻を溺愛する~
吸い上げられた場所に目を送ると、ほんのり赤くなっていた。


「心配なら、あやもつけるか?」
「えっ!」


彼はそう言いながらネクタイを投げ捨て、シャツのボタンを外し始める。

そして、あっという間に上半身裸になり、たくましい体を惜しげもなくさらしてくる。


「ほら、どこにする?」
「いっ、いえっ!」


そんな恥ずかしいことできるはずがない。
首を振り拒否を示すと彼は肩を震わせ笑っている。


「そうか。汗をかいているから、風呂に入ってからのほうがいいな」
「そうではなくて!」
「それだ。あやは元気でなれば、調子が狂う」


彼の言葉を聞き、とてつもなく心配させてしまっていたことを反省した。


「失礼いたします。行基さま、お食事はいかがなさいますか?」


そのとき、障子越しに貞の声が聞こえてきて慌てふためく。


「あぁ、今行くから用意しておいてくれ」


行基さんはそう返事をしながら、私のももの内側に手を滑らせるので声が出そうになり口を手で押さえた。
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