明治蜜恋ロマン~御曹司は初心な新妻を溺愛する~
「ご存知だったんですか?」
あのとき隠したけれど、見られていたんだ。
「あぁ。でも、言いたくないのならそれでもいいと思っていた。あやは俺の妻であることに変わりないのだし、俺が唯一愛する女だということも」
「行基さん……」
『唯一愛する女』と、一番欲しかった言葉を口にされ、幸福な気持ちで満たされる。
「わ、私……。この時計をいただいたあのときから、ずっと……ずっと行基さんをお慕いしておりました。初子さんの婚約者として行基さんが現れたとき、私の恋は終わったのだと落胆しました」
思いきって胸の内を告白すると、行基さんは目を大きく開きうなずいてくれる。
「ですから、婚姻の申し入れがあったとき、とてもうれしかった。あっ、だからといって、初子さんが逝ってしまったことを喜んだなんてことはありません。ただ、初子さんの分も行基さんと幸せにならなければとずっと思っておりました」
あのとき隠したけれど、見られていたんだ。
「あぁ。でも、言いたくないのならそれでもいいと思っていた。あやは俺の妻であることに変わりないのだし、俺が唯一愛する女だということも」
「行基さん……」
『唯一愛する女』と、一番欲しかった言葉を口にされ、幸福な気持ちで満たされる。
「わ、私……。この時計をいただいたあのときから、ずっと……ずっと行基さんをお慕いしておりました。初子さんの婚約者として行基さんが現れたとき、私の恋は終わったのだと落胆しました」
思いきって胸の内を告白すると、行基さんは目を大きく開きうなずいてくれる。
「ですから、婚姻の申し入れがあったとき、とてもうれしかった。あっ、だからといって、初子さんが逝ってしまったことを喜んだなんてことはありません。ただ、初子さんの分も行基さんと幸せにならなければとずっと思っておりました」