明治蜜恋ロマン~御曹司は初心な新妻を溺愛する~
「ありがとう、あや。俺もお前に出会えて幸せだ」
愛する人と心を通わせられるのは、奇跡のようなことなのかもしれない。
実際初子さんや章子さんのように、親同士が勝手に決めた縁談が進むなんていうことが珍しくはないのだから。
胸がいっぱいで、それ以上言葉が出てこない。
しかし、安堵して気が抜けたからか気分が悪くなってきてしまい、倒れ込むように彼にしがみついてしまった。
「あや、どうかしたのか? ずっと無理をして働いて——」
「違うんです」
私は首を振り、彼の手を握る。
そして自分のお腹に持っていった。
「え……」
「ここに、行基さんと私の子が。それで体調がすぐれないだけです」
「すぐれないだけとはどういうことだ。一大事だ!」
彼は喜んでいるのか怒っているのか、複雑な顔をして私を抱き上げる。
「あや……こんなとき、どういう顔をしたらいいんだ? 俺の子が……お前と俺の子が……。あぁ、人生でこんなにうれしかったことはない。なんて幸せなんだ」
愛する人と心を通わせられるのは、奇跡のようなことなのかもしれない。
実際初子さんや章子さんのように、親同士が勝手に決めた縁談が進むなんていうことが珍しくはないのだから。
胸がいっぱいで、それ以上言葉が出てこない。
しかし、安堵して気が抜けたからか気分が悪くなってきてしまい、倒れ込むように彼にしがみついてしまった。
「あや、どうかしたのか? ずっと無理をして働いて——」
「違うんです」
私は首を振り、彼の手を握る。
そして自分のお腹に持っていった。
「え……」
「ここに、行基さんと私の子が。それで体調がすぐれないだけです」
「すぐれないだけとはどういうことだ。一大事だ!」
彼は喜んでいるのか怒っているのか、複雑な顔をして私を抱き上げる。
「あや……こんなとき、どういう顔をしたらいいんだ? 俺の子が……お前と俺の子が……。あぁ、人生でこんなにうれしかったことはない。なんて幸せなんだ」