明治蜜恋ロマン~御曹司は初心な新妻を溺愛する~
これがまた、ひとりずつに尾頭付きの鯛が出されるという、豪華な物。
食事を楽しみつつ酒が入ってくると、しばらくして場の雰囲気が和んできた。
私は行基さんと一緒に、列席者ひとりひとりに酒を振る舞い挨拶をして回る。
「行基くん、随分べっぴんさんをもらったんだね。これで子ができれば、津田家も安泰だ」
「ありがとうございます。今後とも津田紡績をよろしくお願いします」
どうやら取引先の関係者らしい。
行基さんが頭を下げる少しうしろで、私も同じようにする。
今日は行基さんと私の祝いの席ではあるけれど、主役だからといって浮かれているわけにはいかない。
取引先への挨拶のために催されたような時間だった。
すべての列席者に頭を下げて回ると、行基さんが隅にいた三つ揃え姿の男性を呼んでいる。
「あや。これから我が家にも顔を出すと思うので紹介しておく。俺の片腕で秘書を務めてもらっている一ノ瀬(いちのせ)だ」
食事を楽しみつつ酒が入ってくると、しばらくして場の雰囲気が和んできた。
私は行基さんと一緒に、列席者ひとりひとりに酒を振る舞い挨拶をして回る。
「行基くん、随分べっぴんさんをもらったんだね。これで子ができれば、津田家も安泰だ」
「ありがとうございます。今後とも津田紡績をよろしくお願いします」
どうやら取引先の関係者らしい。
行基さんが頭を下げる少しうしろで、私も同じようにする。
今日は行基さんと私の祝いの席ではあるけれど、主役だからといって浮かれているわけにはいかない。
取引先への挨拶のために催されたような時間だった。
すべての列席者に頭を下げて回ると、行基さんが隅にいた三つ揃え姿の男性を呼んでいる。
「あや。これから我が家にも顔を出すと思うので紹介しておく。俺の片腕で秘書を務めてもらっている一ノ瀬(いちのせ)だ」