独占欲強めの王太子殿下に、手懐けられました わたし、偽花嫁だったはずですが!
こんな風に落ち着かない気持ちを抱えていたら、彼の花嫁選びが終わる前に倒れてしまうかもしれない。
「ほら、とにかく見に行ってみよう。お前の部屋に届けさせておいたから」
アーベルはフィリーネを部屋まで引っ張っていく。
部屋にいくつもの箱が届けられているのを見て、フィリーネは目を丸くした。
「贈り物っていうから……てっきり、もっと小さなものかと」
贈り物とアーベルは言っていたけれど、それにしたってあまりにも大きな箱だと思う。大きな箱が三つと、小さな箱が二つ。
「開けてみろ。俺も中身が気になるんだ」
「なるほど。それで私を呼びに来たんですね」
箱に結ばれていたリボンを解く。そっと蓋を開いてみたら、そこにあったのは、森の三乙女のレースを使った美しい散歩用ドレスだった。
「……どうして。だって、三着分しか私、レースを渡してないのに」
「そっちの箱は?」
「ええと、こっちは……雪の乙女のドレスを使った舞踏会用のドレスで、こっちは……うそ、信じられない!」
最後の箱におさめられていたのは、虹の三乙女のレースを使ったドレスだった。たっぷりとレースをあしらっていて、フィリーネは頭の中で思わず金額を計算した。
「ほら、とにかく見に行ってみよう。お前の部屋に届けさせておいたから」
アーベルはフィリーネを部屋まで引っ張っていく。
部屋にいくつもの箱が届けられているのを見て、フィリーネは目を丸くした。
「贈り物っていうから……てっきり、もっと小さなものかと」
贈り物とアーベルは言っていたけれど、それにしたってあまりにも大きな箱だと思う。大きな箱が三つと、小さな箱が二つ。
「開けてみろ。俺も中身が気になるんだ」
「なるほど。それで私を呼びに来たんですね」
箱に結ばれていたリボンを解く。そっと蓋を開いてみたら、そこにあったのは、森の三乙女のレースを使った美しい散歩用ドレスだった。
「……どうして。だって、三着分しか私、レースを渡してないのに」
「そっちの箱は?」
「ええと、こっちは……雪の乙女のドレスを使った舞踏会用のドレスで、こっちは……うそ、信じられない!」
最後の箱におさめられていたのは、虹の三乙女のレースを使ったドレスだった。たっぷりとレースをあしらっていて、フィリーネは頭の中で思わず金額を計算した。