艶恋婚~御曹司と政略結婚いたします~
お好み焼き屋を出て、葛城さんが車を停めている駐車場まで、ショッピングモールをふたりで歩く。
当然のように私と手を繋いで。いい加減慣れてはきていても、やっぱり恥ずかしいし変に意識してしまう。この程度のことでいつまでも狼狽えていてはいけない、とわかっているのだけれど。
「……あ」
ショッピングモールの大きな柱の広告に、気になっていたフリーマーケットのイベントが張り出されていて、つい立ち止まる。
「何?」
「この緑地公園のイベント。一か月間、晴れの日だけやってるんですけど、気になってて」
ハンドメイドのフリーマーケットもやっていて、一度見に行きたいと思っていた。
「行く?」
「え?」
当然のように私と手を繋いで。いい加減慣れてはきていても、やっぱり恥ずかしいし変に意識してしまう。この程度のことでいつまでも狼狽えていてはいけない、とわかっているのだけれど。
「……あ」
ショッピングモールの大きな柱の広告に、気になっていたフリーマーケットのイベントが張り出されていて、つい立ち止まる。
「何?」
「この緑地公園のイベント。一か月間、晴れの日だけやってるんですけど、気になってて」
ハンドメイドのフリーマーケットもやっていて、一度見に行きたいと思っていた。
「行く?」
「え?」