艶恋婚~御曹司と政略結婚いたします~
公園は過ごし良い気候で、平日の割りにイベントのためか賑わっていた。
葛城さんが保冷バッグを持ってくれて、手を繋いで散策する。
フリーマーケットでは、ハンドメイドのレジンアクセサリーについ夢中になり売り子をしていた作家の女性と話し込む。
いつか作ってみたいと言ったら、丁寧に教えてくれたのだ。
「簡単だよー、って言ってたけど、すごく難しそうに聞こえたけどなあ」
「藍さんは器用にこなしそうだけどね」
「そうですか?」
「なんでも、好きなことに夢中になるタイプでしょう。そういうタイプの人は集中してすぐに覚える。俺の存在を忘れて話に夢中になってた」
くす、と笑いながら、突然耳たぶをくすぐられた。
買ってもらったばかりのピアスが揺れる感触と、なぜかくすぐったいような心地よいような感覚に襲われて肩をすくめてしまう。
葛城さんが保冷バッグを持ってくれて、手を繋いで散策する。
フリーマーケットでは、ハンドメイドのレジンアクセサリーについ夢中になり売り子をしていた作家の女性と話し込む。
いつか作ってみたいと言ったら、丁寧に教えてくれたのだ。
「簡単だよー、って言ってたけど、すごく難しそうに聞こえたけどなあ」
「藍さんは器用にこなしそうだけどね」
「そうですか?」
「なんでも、好きなことに夢中になるタイプでしょう。そういうタイプの人は集中してすぐに覚える。俺の存在を忘れて話に夢中になってた」
くす、と笑いながら、突然耳たぶをくすぐられた。
買ってもらったばかりのピアスが揺れる感触と、なぜかくすぐったいような心地よいような感覚に襲われて肩をすくめてしまう。