艶恋婚~御曹司と政略結婚いたします~

「藍さん」

「あの、素敵な花束をありがとうございました。祖母がとても喜んでました」

「それは良かった」


まあ、喜んでたのは祖母だけで、両親や兄は何か様子が変だったのだけれど。
その理由を知りたいとも思ったが、どう聞けばいいかわからず、抑々この人に聞くのはお門違いだろうと疑問を飲み込む。


だけど、その件について話を切り出したのは彼の方だった。


「お父上は怒っておられたでしょう」

「えっ」


しかも、それはそれはにこやかに。

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