艶恋婚~御曹司と政略結婚いたします~
桜色に染まった肌を、頬から首筋へと撫でて辿る。
うっとりと目を細め瞬きをする、香り立つような色気に身体の奥が熱くなった。
「……藍」
彼女の胸元を乱しながら、首筋の肌に口づける。
本当にどこもかしこも甘くて柔らかい彼女は、マシュマロのようだ。
あまり乱暴にはしたくない、と頭のどこかで思いながらも、彼女のブラウスを早くその肌から剥がしてしまいたくて、つい性急に襟元から内側へと滑らせた。
両方の肩ひもを指にひっかけ下ろしながら、鎖骨のラインにそって口づける。
甘く、小さな、押し殺したような声。
胸のふくらみを片手で包むと、ほうと甘く熱いため息がふたりの間に立ち込めた。
彼女が身体をよじらせ、漏らした小さな喘ぎ声に、頭の奥がぴりりと痺れる。
ああ、だめだ。
今日は、本当に……我慢が効かない。
胸元の薄く柔らかな肌に口付けると、その心地よさに残り少ない理性もかき消されていく。
「あ、や……っ、かつらぎさ、ここ、で?」
いつもは、ソファでここまで脱がさない。
けれど止まれそうにない俺に、彼女の声に戸惑いの色が混じった。
うっとりと目を細め瞬きをする、香り立つような色気に身体の奥が熱くなった。
「……藍」
彼女の胸元を乱しながら、首筋の肌に口づける。
本当にどこもかしこも甘くて柔らかい彼女は、マシュマロのようだ。
あまり乱暴にはしたくない、と頭のどこかで思いながらも、彼女のブラウスを早くその肌から剥がしてしまいたくて、つい性急に襟元から内側へと滑らせた。
両方の肩ひもを指にひっかけ下ろしながら、鎖骨のラインにそって口づける。
甘く、小さな、押し殺したような声。
胸のふくらみを片手で包むと、ほうと甘く熱いため息がふたりの間に立ち込めた。
彼女が身体をよじらせ、漏らした小さな喘ぎ声に、頭の奥がぴりりと痺れる。
ああ、だめだ。
今日は、本当に……我慢が効かない。
胸元の薄く柔らかな肌に口付けると、その心地よさに残り少ない理性もかき消されていく。
「あ、や……っ、かつらぎさ、ここ、で?」
いつもは、ソファでここまで脱がさない。
けれど止まれそうにない俺に、彼女の声に戸惑いの色が混じった。