艶恋婚~御曹司と政略結婚いたします~
その後、葛城さんに案内された日本食のレストランは、大きなガラス窓の向こうに見事な日本庭園が広がる素敵なところだった。
「……綺麗」
窓際のテーブル席は絶好のロケーションで、思わず感嘆の声を上げた私に、葛城さんが優しく微笑む。目が合って、うっかりときめきそうになって慌てて祖母に視線を向けた。
「綺麗ね、お祖母ちゃん」
「今日は天気が良いから余計に綺麗に見えるわね。散歩したら気持ちよさそう」
祖母はどうやら、このお店を知っているらしい。祖母は足が悪くなる前までは、活動的にお友達と食事に行ったり習い事に行ったりとアクティブな人だったので、意外なことでもない。
「庭に降りられるの?」
「ええ、お友達と来た時に歩いたことがあるわよ」
「……綺麗」
窓際のテーブル席は絶好のロケーションで、思わず感嘆の声を上げた私に、葛城さんが優しく微笑む。目が合って、うっかりときめきそうになって慌てて祖母に視線を向けた。
「綺麗ね、お祖母ちゃん」
「今日は天気が良いから余計に綺麗に見えるわね。散歩したら気持ちよさそう」
祖母はどうやら、このお店を知っているらしい。祖母は足が悪くなる前までは、活動的にお友達と食事に行ったり習い事に行ったりとアクティブな人だったので、意外なことでもない。
「庭に降りられるの?」
「ええ、お友達と来た時に歩いたことがあるわよ」