ハツコイ
「ほんとだ!本物の柚奈ちゃんだ〜!!」
帰ってくるなり私を見てテンションを上げてくれたこの人が、琉偉のお父さん。
「ご無沙汰してます、倉科です。」
「いやあ〜、ますますべっぴんさんになっちゃって!お嫁に来てくれるんだって?」
「父ちゃん、顔にやけすぎ。」
嬉しいな。
琉偉と一度別れてしまった私なのに、こうやって何も言わずに受け入れてくれて。
「柚奈ちゃん、こんな息子だけどよろしくね。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
ああ…私、安座間家の一員になれるんだ。
この、素敵な家族の一員に。