ハツコイ
その夜、琉偉の部屋でお泊まりすることになった私。



「柚、ベッドで寝ていいよ。」




「うん、ありがとう。」




変な感じ。



あの頃の琉偉が過ごしていた部屋に、今の私がいるって。




「明日は柚ん家だな。」



「うん。大丈夫、お父さんもお母さんも、琉偉のこと大好きだったから。別れたこと知って、二人に怒られたことがあるくらいだし。」



「怒られた?」



ベッドの横に敷いたお布団から、琉偉がひょこっと顔を出す。




「うん。原因が自然消滅だって知って、あんたが連絡とらないからでしょ!って。」




「ははは。早く会いたいな、お父さんとお母さんに。」




そうやって言ってくれると、すごく嬉しいな。




すると…




「柚…やっぱりそっち行ってもいい?」



「え?…うん………」




一人用のベッドだから、二人で入るってことは…





「…やっぱちょっと狭いな。」



…なに、この密着感!!



琉偉にぎゅーっと抱きしめられてる私。



心臓のドキドキが伝わりそう。




そんな私に、琉偉は追い打ちをかけるように言った。







「柚…チューしていい?」




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