ハツコイ
それから、私たちはお互い名前で呼び合うようになった。



もっともっと距離が近づいた気がしたし、琉偉だけが私のことを『柚』って呼んでくれたことが嬉しかった。




だから、勘違いしてしまいそうになる。



幸せだ、と…。




もしかして、琉偉と両想いになれるのかな、なんて思ってしまうの。




…そんなワケないのに。




琉偉は、あの時ハッキリと言った。




“好きな人いるから”




あの時の琉偉…真剣な目をしてた。




だから…いつの間にか大きくなっていたこの気持ちは、そのまま封印するって決めたの。





琉偉にとって、仲のいい異性の友達でいられれば、それで…。




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