サーペンディス 天秤に架けられた少女

 うつ?ウツって何?
 すると考え込むように上を見つめてから、
「―――しょげて人生嫌になっちゃうって言うか―――まぁ彼女に助けられたのよ」
「彼女?」
 レオナさんは一瞬「あ」みたいな顔になると一気に水を飲み干した。口元を拭って、
「あんまりイーグレットの前でその話はしない方がいいのよね―――」
 そして私の方に体を乗り出すと、小さな声で
「簡単に話すけど、彼女とイーグレットの間に婚約の話ににまで発展したんだけど、死んじゃったのよ」
 え。

< 90 / 90 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

500年の復讐

総文字数/25,895

ホラー・オカルト120ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
――私は無実だ 魔女なんかじゃない 悪魔との契約なんてやっていない ただ薬草の知識があるだけだ でも異端審問官は聞いてくれなかった そして私を火炙りにした しかし私は甦った 魔力を持ち 人々に復讐をするために―― ※グロイ場面があります。ヤバイと思ったらすぐに読むのを止めてください。
少女たちの晩餐会

総文字数/1

歴史・時代1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草?
サーペンディス

総文字数/1,735

ファンタジー12ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
突然記憶喪失の少女が目の前に現れたとき、 あなたは、 どうしますか? 「サーペンディス 記憶を失くした少女」 の新装版的な。 そのうちそっちは消すかもしれないです。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop