秘密の約束。
睦月はあたしの時とは大違いで優しく

「彼女じゃないよ。今日は何しようか。」

やたらと騒がしいから、先生が駆けつけた。

「睦月くん!!久しぶりねぇ!何年ぶりかしら。」

先生は嬉しそうな笑みを浮かべて話しかけた。
まるで家族が帰ってきたように。

「俺、あっちで遊んでくる。苺香も遊ぶ?」

「あ、ここで先生といる。」

「わかった。」

手を振る睦月はかわいかった。無邪気で子供みたい。

…って子供だけど。



「紅茶があるから一緒に飲みましょうか。」

先生が優しく誘ってくれた。あたしもここの人たちの家族になったみたい。

「ありがとうございます。」

にっこり微笑み
先生の後についていった。
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