おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
帰り道、潤くんから電話がきた。


「今、友達の家にいて友達が風呂に入ってるから!今日から長時間勤務だったんだよね?なんかオレのせいでごめんね」


「大丈夫だよ、みんな苦痛になんて思ってないからさ。東京はどう?」


「空気が悪い!笑」


あははは。なんて笑いながら、佐藤くんならどんなワクワクする話をしてくれたかな?なんて…思ってしまった。


「あっ、もうあいつ上がるっぽい!はえーよ!ごめん、メールするね。」



って、たった1分くらいで電話は終わった。


潤くんらしいな…って思いながら、もう1人の彼に毎日恒例の電話をかけていた。


両彼にウソをついている二重生活をして早2ヶ月半…


自ら始めたくせに、″めんどくさい″なんて思う勝手なわたしがここにいる。


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