おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
わたしといったら本当に自分から気を利かせて話題を振ったり、話をしたり出来ない女で…
しかも振ってもらった話すら続けることが苦手などうしようもない女。
だから人懐っこくて話題が豊富で、明るい女の子をとても尊敬する。

水島くんみたいなタイプの人を好きになると、より一層そういう女の子だったらよかったのかなぁ…なんて考えてしまう。

ぁあ。もしかしたら水島くんと仲の良い女友達は、とってもおしゃべりが上手で、気もきいて明るい可愛い子なのかもしれない。なんて…
水島くんが持ってきてくれたアイスティーを飲みながら余計なことを考えていると…

自動ドアが開く音がしたので、時計を見ればもう仕事も終わりの時間に近づいていた。
ということは、やまやまの出勤時間ということ。
昨日の今日だから、なんとなく水島くんと一緒の所を見られるのは恥ずかしいというか気まずい感じがする。
やまやまは今日もクールぶって出勤してきて、キッチンでタイムカードを押した。

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