おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
この日もわたしは、話を振ることも広げることも出来ず…静かに水島くんの横顔を見つめるだけ。
初出勤の日から何も変わらない距離感がもどかしい。
水島くんの気の利くところや優しいところ、真面目なところ、外見だけではない素敵な部分もどんどんわたしの心を奪っていく。
水島くんより2時間早く上がるわたしは、バックヤードで着がえをして鏡を見ながらメイクを直した。
そして空気をカラダいっぱいに吸い込んで、ふぅーとはく。
ホコリっぽい湿気った空気だけど今は気にならない。
キッチンへ向かう足は軽くはなくて、一歩踏み出すごとに胸の鼓動は速度をあげていく。
初めてふたりで並んでコーヒーを飲んだあの日から、ずっと心でシミュレーションしていたこと…
キッチンに入ると、水島くんはお店の連らくノートをパラパラ見ている。
わたしはまだ迷っていた。
鼓動はピークで、もうこれ以上早く動けないくらいの速さで刻まれている。
-大丈夫。どうにでもなる、どうにでもなってきた。-
心の中で自分の背中を押した。
初出勤の日から何も変わらない距離感がもどかしい。
水島くんの気の利くところや優しいところ、真面目なところ、外見だけではない素敵な部分もどんどんわたしの心を奪っていく。
水島くんより2時間早く上がるわたしは、バックヤードで着がえをして鏡を見ながらメイクを直した。
そして空気をカラダいっぱいに吸い込んで、ふぅーとはく。
ホコリっぽい湿気った空気だけど今は気にならない。
キッチンへ向かう足は軽くはなくて、一歩踏み出すごとに胸の鼓動は速度をあげていく。
初めてふたりで並んでコーヒーを飲んだあの日から、ずっと心でシミュレーションしていたこと…
キッチンに入ると、水島くんはお店の連らくノートをパラパラ見ている。
わたしはまだ迷っていた。
鼓動はピークで、もうこれ以上早く動けないくらいの速さで刻まれている。
-大丈夫。どうにでもなる、どうにでもなってきた。-
心の中で自分の背中を押した。