おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
――――翌日――――
「じゃっ、私は帰るからー」
と、軽快な足取りでカウンターを出た店長の後ろ姿を見ながらわたしの鼓動はドドドと速くなって緊張感で肩に力が入る。
キッチンには水島くんがいる。
水島くんが出勤してきて、おつかれさまです。のあいさつのやり取りしかまだしていない。
やまやまが言った通り誕生日プレゼントを渡したことで、気持ちがバレているのかもしれない。
そう思うと、余計に鼓動が高鳴っていく。
「いつにしよっか??」
キッチンからの声に息を飲む。
「あっ…は、はい!」
マヌケな声が出たのは言うまでもない。
キッチンへ行くと水島くんはドリンクバーのグラスを持ちストローを咥えながらシフト表を見つめている。
ストローを少し口に咥えて遠い目をするその横顔に胸がキューっとするのは、いつかのあの恋しいおもかげと重なったから…タバコを吸う横顔が好きだった。
すぐ隣に立ってシフト表を見ると、水島くんの指が目に入った。
華奢でキレイな指は白くて、男らしいゴツゴツ感はあまりない。
大好きだったあの人の手も…
「この日とかどう?」
提案されたその日を確認して何度も頷きながら水島くんを見た。
声も発する事が出来ないくらい緊張してしまっていた。
暇なお店とはいえ、少人数で24時間365日回しているため休みが被ることはほぼない。
ドライブの日はわたしが仕事で水島くんがお休みの日。
わたしの仕事が終わる時間に、水島くんが迎えにきてくれるという。
次の日はわたしが休みだからと…その辺りも考えてくれていてまたキュンとしてしまった。
「ならその日に決まりね!
てか、ケーキすげーおいしかった!」
近いこの距離で初めての表情を見せてくれた水島くん。
それは照れ笑いにも近い様な、そんな感じ。
ちょっとずつ近づいている事をわたしも実感していた。
「じゃっ、私は帰るからー」
と、軽快な足取りでカウンターを出た店長の後ろ姿を見ながらわたしの鼓動はドドドと速くなって緊張感で肩に力が入る。
キッチンには水島くんがいる。
水島くんが出勤してきて、おつかれさまです。のあいさつのやり取りしかまだしていない。
やまやまが言った通り誕生日プレゼントを渡したことで、気持ちがバレているのかもしれない。
そう思うと、余計に鼓動が高鳴っていく。
「いつにしよっか??」
キッチンからの声に息を飲む。
「あっ…は、はい!」
マヌケな声が出たのは言うまでもない。
キッチンへ行くと水島くんはドリンクバーのグラスを持ちストローを咥えながらシフト表を見つめている。
ストローを少し口に咥えて遠い目をするその横顔に胸がキューっとするのは、いつかのあの恋しいおもかげと重なったから…タバコを吸う横顔が好きだった。
すぐ隣に立ってシフト表を見ると、水島くんの指が目に入った。
華奢でキレイな指は白くて、男らしいゴツゴツ感はあまりない。
大好きだったあの人の手も…
「この日とかどう?」
提案されたその日を確認して何度も頷きながら水島くんを見た。
声も発する事が出来ないくらい緊張してしまっていた。
暇なお店とはいえ、少人数で24時間365日回しているため休みが被ることはほぼない。
ドライブの日はわたしが仕事で水島くんがお休みの日。
わたしの仕事が終わる時間に、水島くんが迎えにきてくれるという。
次の日はわたしが休みだからと…その辺りも考えてくれていてまたキュンとしてしまった。
「ならその日に決まりね!
てか、ケーキすげーおいしかった!」
近いこの距離で初めての表情を見せてくれた水島くん。
それは照れ笑いにも近い様な、そんな感じ。
ちょっとずつ近づいている事をわたしも実感していた。