おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
――約束の日――
あれから一週間。
その間には年越しもあって、あけおめメールをさらっと送り合ったり。
ほんの少しだけど、スラスラと会話が出来るようになった。
「イタ子ちゃんついに今日だね!」
ニヤニヤしながらいつもの調子でやまやまが話しかけてきた。
わたしは緊張を隠さず、何度も頷きながら目で何かを訴えた。
「なに?緊張してんの?笑」
わたしはまた何度も頷きながら、
「緊張しすぎて口から心臓飛び出しそう…」
と、冗談交じりの本音をもらした。
「初めてがドライブデートってハードル高いだろ…」
と、やまやまは苦笑いしながら続ける。
「お前の仕事終わる時間に水島くんが迎えに来てくれるんだっけ?」
「終わる時間に駐車場で待っててくれるって。
ハードル高くないものって何?!」
「飯食いに行くとか、映画とかさ!」
「あー。そっか…思いつかなかった。」
と言いつつ、そんな図々しいこと言えるわけない。と思った。
いや、でも…
ドライブだって図々しいか。
なんて思ったり…
えっ、てかデートなの?と、頭の中は混乱していく。
やまやまはこの日も、期待と不安を煽るようにわたしと水島くんの今後をからかった。
仕事が終わる30分前やまやまがボソっと言った。
「あがっていいよ。準備とかあるんだろ?」
あれから一週間。
その間には年越しもあって、あけおめメールをさらっと送り合ったり。
ほんの少しだけど、スラスラと会話が出来るようになった。
「イタ子ちゃんついに今日だね!」
ニヤニヤしながらいつもの調子でやまやまが話しかけてきた。
わたしは緊張を隠さず、何度も頷きながら目で何かを訴えた。
「なに?緊張してんの?笑」
わたしはまた何度も頷きながら、
「緊張しすぎて口から心臓飛び出しそう…」
と、冗談交じりの本音をもらした。
「初めてがドライブデートってハードル高いだろ…」
と、やまやまは苦笑いしながら続ける。
「お前の仕事終わる時間に水島くんが迎えに来てくれるんだっけ?」
「終わる時間に駐車場で待っててくれるって。
ハードル高くないものって何?!」
「飯食いに行くとか、映画とかさ!」
「あー。そっか…思いつかなかった。」
と言いつつ、そんな図々しいこと言えるわけない。と思った。
いや、でも…
ドライブだって図々しいか。
なんて思ったり…
えっ、てかデートなの?と、頭の中は混乱していく。
やまやまはこの日も、期待と不安を煽るようにわたしと水島くんの今後をからかった。
仕事が終わる30分前やまやまがボソっと言った。
「あがっていいよ。準備とかあるんだろ?」