アッファシナンテ

彼は、私をお嬢様としてではなく
ただ一人の人間として周りの人達と
同じように接してくれた。

それが嬉しくて、だから彼のそばが
心地よかったんだ。

花恋「でしたら今日お伺いします。」

遼「あんた、今日はパーティーだろ?」

花恋「どうして、あなたが
ご存知ですの?」

遼「いや、ほら。あんたが前に
そんな話してからさ。」

花恋「そうでしたか?
でも、いいの。パーティーなんて。
私は今あなたに会いたいと
思ったのだから。」

彼のたった一言が嬉しい。
もう一度、彼に会える事が
ただ嬉しいんだ。
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