運転手はボクだ
「今晩だけ…」

「え」

「あ、ここに来たのは特別な事だから。だから、そんな日だから、今晩だけ」

「いや、しかし…」

首を振った。今晩だけにしますから。

「私なら大丈夫です」

「とと?」

いいの?って顔で見てる。

「はぁぁ。…今日だけだ。もう、何も…、これ以上したいとか言っちゃ駄目だぞ」

子供の前で長い押し問答ばかりになっても、と思ってくれたのかも知れない。

「うん!いいの?えみちゃん」

「いいわよ」

「わー、えみちゃんといっしょ」

…ごめんなさい。しない方がいいのは解ってます。

「いや…だけど」

「解ってます。最後にしますから」

…。

「ととは?」

「あ゙、ととは自分の部屋だ…」

「いっしょじゃないの?」

「…当たり前だ」

「とと?」

「ああ、ベッド、小さいだろ?千歳と恵未ちゃんで一杯だ」

「じゃあ、ととのといっしょにしたら?」

…。

「駄目だ。重くて運べないから」

そういうことじゃないけどな。

「そうなんだ…」

「いいだろ?千歳は恵未ちゃんと一緒なんだから」

「うん!」

「あ゛…」

「…あの」

「あぁ、はぁ。迷惑だろうけど、お願いします。千歳、いい子にできるか?ととは隣りに居るから、いつでも戻って来ていいから」

「うん、だいじょうぶ!」

あ、そうか。て、聞こえたと思う。
頭をクシュクシュにして部屋に戻っていった。千歳君の事、取っちゃったみたいで、何だか…申し訳ないな。

「さて…と、寝ようか?千歳君」

「うん!」

抱き上げて奥側に寝かせた。
あ…これは…。ベッドに入ると、私的には、初めての経験をした。

「えみちゃん、おっぱいフニュフニュやわらかいね…」

抱き着くようにして…丁度胸に顔をつけてそう言った。

こ、これは…、うん。母の気持ちにならなくちゃね。しかし…。何とも……でも、う、ん。…可愛い…。
千歳君を抱いて眠った。
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