運転手はボクだ
「…素敵。千歳君カッコイイ!」
「フフ。ぼく、かっこいい?」
「うん。かっこいいよ」
「へへ」
「千歳、ととに抱っこしてもらえ。私もそろそろ掬いたい」
「千歳、こっちで。ととと交代だ」
「うん」
鮫島さんの前に来てしゃがんだ。
「よ~し。千歳、今から競争だ。勝った方が、いいな?さっきの約束だぞ?」
「うん!」
約束?何だろう。来るまでに二人で何か決めたのね。
「一匹はハンデだ」
「はんで?」
「千歳が、既に一匹勝ってるってことだ」
「かってていいの?」
「いいんだ。大人と子供だからな、そのくらい」
…大人と子供なら、もっとハンデが多くていいんじゃないです?
「私も初心者だからな…」
にしても。要領は得てるでしょ?
「ほら、千歳、前に居る。ここに来たのを後ろから…そうっと…こうして…」
チャプン。
「やった。とと、すごい!もうとれたよ」
「何?鮫島が掬ったんじゃないだろうな?だとしたらカウントしないぞ?」
「アシストですよ、アシスト。腕を持ってただけです。あ、千歳、また来たぞ」
「うん。しゃちょうとれた?」
「…まだだ」
「ぼく、またとれるよ。…ほら、とれた!」
「何~?」
「とれたっていったの~!フフ。とと、こんどはくろいの」
「よし、…これだな…」
あ~あ、旦那様…そんなむきになって闇雲に追い回しても…掬えるってものでもないのに。ぽいが壊れちゃう…もー見てられないわ。
「…旦那様。…こうやって、岸に向かってでしょ?そっと…でしょ?」
「ん?…ああ。やってるつもりなんだが…」
味方したつもりはないけど、一回きりの指南よ。ま、これもアシスト?
手首の辺りを掴んで寄せた。こんな風にして千歳君に教えてたんでしょうに…。
「お!やった、捕れたぞ、千歳、捕れたぞ。しかも二匹一緒にだ。どうだ」
「えー…」
二匹一緒は偶然入っただけですけどね。
「ハハハ。この調子だと私の勝ちだな。ん?」
ちょっとできたら、もうこの調子。大人気ない…。
だけど、楽しそう。
「大丈夫だ千歳。一匹ずつ確実に取った方が間違いない」
「とと、かてる?」
「あ、競争するなら時間制限、もしくは先に何匹取った方が勝ちとか。社長、どうします?」
「うん、そうだな、あと…10分でどうだ」
「では、私が。はい、今から…残り10分ですよ」
エプロンのポケットから取出し、携帯のタイマーをセットした。
「フフ。ぼく、かっこいい?」
「うん。かっこいいよ」
「へへ」
「千歳、ととに抱っこしてもらえ。私もそろそろ掬いたい」
「千歳、こっちで。ととと交代だ」
「うん」
鮫島さんの前に来てしゃがんだ。
「よ~し。千歳、今から競争だ。勝った方が、いいな?さっきの約束だぞ?」
「うん!」
約束?何だろう。来るまでに二人で何か決めたのね。
「一匹はハンデだ」
「はんで?」
「千歳が、既に一匹勝ってるってことだ」
「かってていいの?」
「いいんだ。大人と子供だからな、そのくらい」
…大人と子供なら、もっとハンデが多くていいんじゃないです?
「私も初心者だからな…」
にしても。要領は得てるでしょ?
「ほら、千歳、前に居る。ここに来たのを後ろから…そうっと…こうして…」
チャプン。
「やった。とと、すごい!もうとれたよ」
「何?鮫島が掬ったんじゃないだろうな?だとしたらカウントしないぞ?」
「アシストですよ、アシスト。腕を持ってただけです。あ、千歳、また来たぞ」
「うん。しゃちょうとれた?」
「…まだだ」
「ぼく、またとれるよ。…ほら、とれた!」
「何~?」
「とれたっていったの~!フフ。とと、こんどはくろいの」
「よし、…これだな…」
あ~あ、旦那様…そんなむきになって闇雲に追い回しても…掬えるってものでもないのに。ぽいが壊れちゃう…もー見てられないわ。
「…旦那様。…こうやって、岸に向かってでしょ?そっと…でしょ?」
「ん?…ああ。やってるつもりなんだが…」
味方したつもりはないけど、一回きりの指南よ。ま、これもアシスト?
手首の辺りを掴んで寄せた。こんな風にして千歳君に教えてたんでしょうに…。
「お!やった、捕れたぞ、千歳、捕れたぞ。しかも二匹一緒にだ。どうだ」
「えー…」
二匹一緒は偶然入っただけですけどね。
「ハハハ。この調子だと私の勝ちだな。ん?」
ちょっとできたら、もうこの調子。大人気ない…。
だけど、楽しそう。
「大丈夫だ千歳。一匹ずつ確実に取った方が間違いない」
「とと、かてる?」
「あ、競争するなら時間制限、もしくは先に何匹取った方が勝ちとか。社長、どうします?」
「うん、そうだな、あと…10分でどうだ」
「では、私が。はい、今から…残り10分ですよ」
エプロンのポケットから取出し、携帯のタイマーをセットした。