four seasons〜僕らの日々〜
『文化祭で楽しそうな蓮と美桜を見たら、傷ついて諦めることができるかもしれない』

そう翔に言った時、翔は『協力する』と答えた。

「コスプレしよう!」

空がそう言い、蓮たちは貸衣装屋に入っていった。

数十分後、三人が出てきた。

空は、ドクロのマークの入った帽子に赤い分厚いコートを着ていて、おもちゃの剣を持っている。海賊だ。

蓮は、こげ茶色の帽子と服にパイプを持っている。探偵のコスプレだ。椿の胸が高鳴る。

「おい。顔が赤くなってるぞ」

翔に言われ、慌てて気を引き締める。好きになっちゃダメ!と自分に言い聞かせた。

美桜は、ティアラを頭に乗せて、リボンやフリルがたくさんついたピンク色のドレスを着ている。お姫様だ。

椿がふと横を見ると、翔の顔が赤くなっていた。

「ど、どうかな…?」

美桜が、顔を恥ずかしさで赤くしながら、蓮と空に訊ねる。

「かわいい!似合ってるよ〜!!」

空が笑顔で言う。

蓮は、顔を翔と同じように赤くしながら、小さな声で「かわいい……」と言った。
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