four seasons〜僕らの日々〜
「……どうしたの?」

蓮も真面目な顔になり、空を見つめた。空の真面目な顔を見ることは滅多になく、緊張が走る。

「……あのさ……」

空の顔が少しずつ赤くなっていく。

「椿に告白したいんだけど、どうすればいいのかなって思って……」

空の話の最後の方は小さな声になっていて、蓮は聞き取るのが大変だった。しかし、蓮は話を聞いて驚いた。

「空、椿ちゃんのこと好きなの?」

空は顔を赤くしながら頷く。蓮の口から「ええ〜!!」と驚きの声がもれた。

「そ、そこまで驚かなくても……」

空が蓮の肩を掴んだ。

「そ、そうだね」

蓮は深呼吸をして、自分を落ち着かせた。ドクドクと早かった鼓動も、少しずつ緩くなっていく。

「……ずっと好きだったんだ」

空が窓の外を見ながら言った。

「でも、俺、今まで誰かに恋したことなんてなくて……これが初恋なんだ。どうしたらいいんだろうって思ってさ。…蓮はモテるから、こういうのわかるかなって」

「いや……恋愛のスペシャリストってわけじゃないんだけど……」
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