four seasons〜僕らの日々〜
蓮は困って空と同じように外を見つめた。

今日は雲一つない晴天だ。真っ青な空はとてもきれいで、つい見入ってしまう。暖かな日差しに眠くなる。花も少しずつ開き始めている。

春の景色を見ていると、蓮の頭に美桜が浮かんだ。

春は美桜みたいだと蓮はふと思った。きれいで儚くて、それでも暖かく包み込んでくれる。蓮の頰が赤くなっていく。

「……蓮?」

気がつけば空がじっと見つめていた。蓮は慌ててその顔を背ける。

「ごっ、ごめん!考え事してた」

空をちらりと見ると、空は蓮を真剣に見つめたままだ。逃げられないとわかった蓮は息を吐き、空を見つめた。

「えっとね…椿ちゃんは真っ直ぐに想いを伝えればわかってくれると思うよ。空の想いは遊びじゃなくて、本物なんだよね?」

空は首を縦に振った。蓮は続ける。

「好きってことを、遠回りせずに言うのがいいと思う。どう伝えるかは、空自身が考えなきゃダメだけど……」

空は真剣な表情のまま、「なるほど…」と呟く。

「ありがとう。……あとさ」

空は蓮に笑いながら言った。

「蓮もがんばれよ。木下さんと」

蓮の顔が真っ赤になり、胸が高鳴った。
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