four seasons〜僕らの日々〜
「…これは手話。耳の聞こえない人の言葉。その……私のいとこに耳の聞こえない子がいるんだ」

「えっ!すごい!」

蓮が目を輝かせる。

美桜は少しずつ話した。手話でいとこと話して楽しかったこと、手話ができるということでいじめられ、手話ができなくなったことを隠さずに話した。

途中で辛くなって泣いてしまうと、蓮がそっと手を優しく包んでくれた。

「そっか…。がんばったね」

蓮は話を聞き終えると、優しく笑った。

「私が手話をもう一度したいって思ったのはね、蓮くんが私に作詞作曲が好きって言ってくれたからなんだよ。ありがとう」

泣きながら何度も美桜は言った。

「ねえ、僕に手話を教えてくれない?」

蓮が美桜の頭を撫でながら言った。

「もちろん!」

美桜は笑顔を見せた。
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