カボチャの馬車は、途中下車不可!?

とっさに、目をそらしてしまった。

彼に、嫌われたくない。
知られたくない。
醜い嫉妬や劣等感にまみれた、ネガティブな自分なんて——

「ほんとになんでもないから。ちょっと変なこと考えちゃっただけ」

口角をあげる私とは対照的に、その眦はますますきつくなっていく。

「変なことって?」

「たいしたことじゃないの……ほんとに」

「へぇ……そんなこと言うんだ? 強情だね」

ざっくり眉間にしわを刻んだまま憮然と言い、私を手放した。
馴染んでいた熱が失せ、体がフルっと震える。

……やだ。違うの、待って……っ
私は焦って手を伸ばし——


「いいよ。身体に聞くから」

「……は?」

言葉の意味を咀嚼する間も与えられず。
いきなりガクッと目の前に膝をついた彼に、ぺろりとTシャツをめくられた。

「ちょっ、なな何、を?」

私の腰をがっちりと抱き寄せた彼の顔へ、意地悪そうな笑みが閃く。

「3分もつか、賭けようか?」
艶めいた声音で言い、露わにした素の鳩尾へ、ねっとりと舌を這わせた。

「ひゃっ……ん!」

なんか、イヤな予感——
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