カボチャの馬車は、途中下車不可!?

大興奮の恵美にガクガクと揺さぶられながら、小さく「うん」とつぶやいた。

幸せだ。

過保護すぎってくらい、彼に愛されて、守られて。
幸せで。

幸せすぎて……怖くなる。


どうして彼は、こんなに私を——


「後からラインするから! 既読無視とか許さへんからねっっ!」

「はいはい」


この幸せは、いつまで続くんだろう?


◇◇◇◇

「お風呂入りたいだろ? お湯、準備してくるよ」

ホテルへ戻るとさっそく、かいがいしくバスルームにライアンが消えていく。

そこからぐるりと視線を動かしていけば、ゴージャスなリビングセット、キングサイズのベッド。
その向こうには、クローゼットとして使う別部屋が続いてる。

最初は広すぎて、落ち着かなかったのに。
すっかり馴染んじゃったなぁ。

自分の順応性に驚きつつ、ソファにぽすっと腰を下ろした。

今日こそ言わなくちゃ。
結局2週間もお世話になっちゃったけど……
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