カボチャの馬車は、途中下車不可!?
「わわ、わから、ない……っ」
余裕をなくした私の口から飛び出したのは、可愛げのない意味不明な言葉だった。
あぁもうっ!
せめてもう少し、大人な対応できたらいいのに。
恥ずかしさの余り頬を押さえて彼に背を向けた、その直後——
カタン……
立ち上がったライアンが、私の腕を捕らえ、広い胸の中へと抱き寄せた。
「っ……あの、」
「じゃあ、もっとわかりやすく言うよ」
石のように固まる私の背中へ、腕が回された。
そして。
「結婚しよう、飛鳥」
っどくっ……ん——