新妻独占 一途な御曹司の愛してるがとまらない
 

「実は、近衛に花宮さんとコンタクトを取るように指示したのも僕でして。だからこそ、こうして今日お会いできて、とても嬉しく思います」


私が座ったあとで自身の椅子へと腰を下ろした彼は、柔らかに目を細めて笑った。

今、目の前にいる彼は、たった数年でLunaを新しいジュエリーブランドへと生まれ変わらせた実力者だ。

親会社であるWith Weddingの社長の息子で、地位も名誉もすべてを持ち合わせている人だった。

そんな彼が、どうして今、私の目の前に……?

カリスマ、挑戦者、敏腕社長……ネット上に書かれた彼を揶揄する言葉はどれも、彼の功績に見合っている。

ああ、そうだ……。

経済誌に取り上げられた写真の彼も、とても整った顔立ちをしていたけれど、実物はその写真で見た比ではない。

 
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