不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
ブロンド美女は、緊張のボルテージを上げてゆくエルマを上目づかいにちらりと見た。が、一瞬だ。
エルマの存在などなかったかのようにして、まゆこに視線を移す。
近くで立ち尽くしているテオは、端から視界に入っていない。
「あなたがマユコ・リンガルね。晩餐を欠席するなんて言わないで。ぜひ、ご一緒してくださいな。たくさんお話しをしましょう。私は、カーライル・フォンダンです」
軽やかな声で名乗りを上げた。
――カーライル・フォンダン!
三家の一つを名に持つ者。いきなり来た。
魔法闘技に出る者たちのことは、ルースから聞いている。
フォンダン家は、魔法闘技に三十二歳の嫡男、ダレル・フォンダンを出してくるらしい。その妹が、〈カーライル〉だった。
エルマの存在などなかったかのようにして、まゆこに視線を移す。
近くで立ち尽くしているテオは、端から視界に入っていない。
「あなたがマユコ・リンガルね。晩餐を欠席するなんて言わないで。ぜひ、ご一緒してくださいな。たくさんお話しをしましょう。私は、カーライル・フォンダンです」
軽やかな声で名乗りを上げた。
――カーライル・フォンダン!
三家の一つを名に持つ者。いきなり来た。
魔法闘技に出る者たちのことは、ルースから聞いている。
フォンダン家は、魔法闘技に三十二歳の嫡男、ダレル・フォンダンを出してくるらしい。その妹が、〈カーライル〉だった。