不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
エルマの魔法具は肘近くでぐるっと撒かれた茶色の革バンドだった。
まゆこの指輪と同じように、一見しただけでは魔法具と分からない。
『それはどういった力が隠されているの?』
『申し訳ありません。いざというときに使用するまで秘密にしておくよう、ジリアン様に言われました。その方が、相手に対する効果が高いのだそうです』
『切り札なんだ。……でも、それを使うときなんて、ない方が平和でいいよね』
『そうですね』
座るのを遠慮していたエルマを引っ張って座らせたので、珍しく横並びになっていた。隣同士で顔を見合わせて笑い合う。
まゆこの指輪と同じように、一見しただけでは魔法具と分からない。
『それはどういった力が隠されているの?』
『申し訳ありません。いざというときに使用するまで秘密にしておくよう、ジリアン様に言われました。その方が、相手に対する効果が高いのだそうです』
『切り札なんだ。……でも、それを使うときなんて、ない方が平和でいいよね』
『そうですね』
座るのを遠慮していたエルマを引っ張って座らせたので、珍しく横並びになっていた。隣同士で顔を見合わせて笑い合う。