不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
ジリアンに即されて玄関ホールへ入った。
見送りの役目を果たしたまゆこは、部屋へ戻って眠るだけだったが、ジリアンが腕を出してきて『夜の散歩に行かないか』と誘ってきた。
「月が綺麗だ」
「行く」
満面の笑みで答えた。
カーライルが、あまりにジリアンにくっつこうとまめに接していたのが気になっていた。それできっと即時了解したのだ。
どうして気になったかはあまり考えない。深く考えてはまずい気がする。
――食事のときに出されたお酒がすごく美味しかった。お酒のせいでいいよね。
誘われたのが嬉しくて頭の芯まで熱い。
見送りの役目を果たしたまゆこは、部屋へ戻って眠るだけだったが、ジリアンが腕を出してきて『夜の散歩に行かないか』と誘ってきた。
「月が綺麗だ」
「行く」
満面の笑みで答えた。
カーライルが、あまりにジリアンにくっつこうとまめに接していたのが気になっていた。それできっと即時了解したのだ。
どうして気になったかはあまり考えない。深く考えてはまずい気がする。
――食事のときに出されたお酒がすごく美味しかった。お酒のせいでいいよね。
誘われたのが嬉しくて頭の芯まで熱い。